自宅に設置するのに考えておいた方がいいことはなに?
シュミレーションゴルフを自宅に入れたいなぁ・・・
そんな疑問や悩みを解消しましょう。
この記事で分かる事
- スカイトラックを自宅に設置するのに必要なスペース
- 必要な機器と配線イメージ
- プロジェクターについて
- 実施した防音対策と結果
- 公式品でなくても代用できるもの
今回私が実際にスカイトラックを自宅に設置した一例と、その際に気づいたことなど考えておいた方が良いと思う5つの条件を紹介します。
スカイトラック購入を考えている方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
スカイトラックには、モバイル版やPC版、ネットやブースの種類など、さまざまなタイプがあります。
私はスカイトラックのPC版とマスターゴルフブースというものを購入したので、それを前提に説明していきます。
1.スカイトラックを自宅に設置するのに必要なスペース
自宅に設置するためには、マスターゴルフブースの大きさやブースと壁を離す距離、スイングに必要なスペースを知っておく必要があります。
ブースとは打った球を受け止める役割で、防球ネットのようなものです。
ブースにもいくつか種類があり、サイズも変わってきます。気になる方は公式ページを見てみてください。
マスターゴルフブースのサイズ
※画像はmm記載です
マスターブースには高さが2種類あり、私は2800mmの方を選びました。幅は3000mm、奥行は2000mmです。
マスターゴルフブースの詳細
室内で簡易的に組立て設置可能なブースです。(床に敷く防音用の圧縮チューブマットは別売り)
- セット内容:フレーム、暗幕カバー、消音スクリーンサイズ
- サイズ:幅3000×高3000(2800)×奥行2000mm
マスターゴルフブースはこちら
販売店に設置スペースの目安を確認
スカイトラックのマスターブースを設置するには、自宅にスペースがどれくらい必要か目安を販売店の方に聞きにいきました。
- ブース奥から壁 ⇒ 300mm
- ブース左右から壁 ⇒ 200mm
- スクリーンからティ ⇒ 2700mm〜3000mm(最低限は2000mmくらいでもできるそうです)
- ティから後方の壁(飛球線方向)⇒ 2500mm
- ティから自分の背後の壁 ⇒ 2600mm
- マスターブース天面から天井 ⇒ 200mm
推奨される全体の必要なスペースは以下の様になります。
縦幅:5700mm
横幅:3400mm
高さ:3000mm
図で書くとこんな感じです。
実際にスカイトラックを自宅へ設置した際のスペース
私の場合は家を建てるタイミングだったので、上記を考慮して下記のスペースを確保させてもらいました。
ただ家の間取りの関係上、広かったり狭かったりというところもあります。全体のスペースは以下の様になりました。
縦幅:5180mm
横幅:3570mm
高さ:2950mm
詳細の寸法は以下のようになっています。
- ブース奥から壁 ⇒ 200mm
- ブース左右から壁 ⇒ 左340mm、右200mm
- スクリーンからティ ⇒ 2480mm
- ティから後方の壁(飛球線方向) ⇒ 2300mm
- ティから自分の背後の壁 ⇒ 2550mm
- マスターブース天面から天井 ⇒ 150mm
こちらも図で書くとこのような感じです。
・ブースと壁との距離
推奨距離ほどはいらないかなと個人的に思い、ブース後ろの距離を短くしています。
私の場合は大丈夫そうですが、力のある方は推奨通りが無難かもしれません。
・ティから壁の距離
スイングがよほど特殊でない限りは推奨されている分を確保していれば問題ないそうです。
ティの位置が私は右寄りなのですが、スクリーンに映るボールが中央にある為、中央にある方が感覚を掴みやすい気がします。
あと右に打ちたい時、スペースが狭いので心理的に打ちづらく感じました。
ただ中央にするとその分スペースが広く必要なので、私はこれで満足しています。
また画面のアングルを変えれば左右に打ち出す必要もなくなります。
2.設置する機器と必要な配線
一般的に設置をする上で、「必要な機器」と「配線イメージ」を説明します。
機器を置く位置や配線のイメージが付けば、配線の必要な長さや取り回しであったり、きれいに設置、収納をすることもできます。
私はなるべくものを外に置きたくなかったので、よく考えました。
必要な機器
- パソコン本体(マウス含む)
- スカイトラック計測器
- ディスプレイモニター
- プロジェクター
- ネット環境
※初めのソフトインストールの必要です。ソフトを使用する際には不要です。
ディスプレイモニターに関しては、私は撤去しました。
・ものを少なくしたく、ディスプレイを外に置きたくなかった
・はじめは小さいディスプレイを使用していたが、スクリーンのみで良いと思った。
(スクリーンを見ながらの操作でも不自由を感じなかった)
簡単な機器の役割
打った球をスカイトラック本体(計測器)で測定し、スカイトラック本体から発するWi-Fi信号でパソコンにデータをとばして、パソコンがそのデータを受け取り、弾道を映像化しています。
映像はディスプレイモニターであったり、プロジェクターからスクリーンに投影して映し出しています。
配線イメージ
- パソコン本体
・本体の電源用に「コンセント」
・計測器のWi-Fiを受信
・モニターとの接続に「映像ケーブル」
・プロジェクターとの接続に「HDMIケーブル」 - スカイトラック本体(計測器)
・Wi-Fi信号を発信している - ディスプレイモニター(私は撤去しました)
・パソコンとの接続に「映像ケーブル」
・本体の電源用に「コンセント」 - プロジェクター
・パソコンとの接続に「HDMIケーブル」
・本体の電源用に「コンセント」 - ネット環境
・初めにソフトをインストールするために「LAN接続」か「Wi-Fi接続」
上記の様な接続が必要です。
ケーブルがあるものは機器を設置する位置によって、長さが決まってきます。
私が自宅に設置した例
私はこのように設置しました。
なるべく配線が露出しないように、機器は収納できるようにレイアウトを考えました。
配線が長くなるHDMIケーブルは、事前に施工会社に依頼して配線を壁の中に収納していただきました。
またコンセントも機器を設置する位置に付けてもらうことで、電源ケーブルも目立たないようにできました。
ちなみに少しの間、使用していた小さいディスプレイは①の棚内に置いていました。
3.プロジェクターについて
プロジェクターの設置では、「位置」と「明るさ」について考えておくと良いです。
プロジェクターの位置
導入スペースによってはプロジェクターの位置も重要になってきます。
推奨は右打ちの場合は右後ろです。(スクリーンを前としたら)
スクリーンの前に自分が立っているので、プロジェクターが左後ろや真後ろだと自分が影になりやすいです。
天井が高かったり、スクリーンからスタンスマットまでに距離がある場合は、気にする必要はありません。
私のように狭いスペースで考えている場合は、右側が一番おすすめです。
プロジェクターの明るさ
これは部屋の間取りと日の光の多さによります。窓がなかったり、カーテンをつけたりすれば特に問題はないと思います。
日光が直接差し込んだり、部屋が明るいほどプロジェクターは見えづらくなりますので、ルーメンが高いものが必要になります。
スカイトラック公式のプロジェクターは、3200、4500、5500ルーメン相当と種類があります。
私は公式ではなく、3600ルーメンのプロジェクターを使用しています。
4.実施した防音対策と結果
ゴルフの音はうるさいので、近隣への防音対策も考えておいた方がよいです。
せっかく自宅に設置しても近隣トラブルで使えなくなってしまうのは、もったいないです。
私の場合どう考えて導入したかを紹介させていただき、実際に音がどれくらいだったかを紹介します。
私の防音対策の取り方
私の場合は高気密高断熱の家にもともとする予定で考えていました。
当初は防音部屋がいるかなどの話をしていましたが、高気密高断熱の家なら音がそんなに漏れないのではないかと思い、防音部屋などは作リませんでした。
高気密だと壁や天井などの隙間の量が通常の住宅より少なくなるので、音も外に漏れにくいです。
また高断熱だと断熱材の層が厚くなり、音が外へ伝わりづらくなります。
窓もトリプルガラスで、上記同様で音が伝わりづらいです。
実際に、家の外で聞いてみた
どのくらい音が漏れるかを外で聞いてみたところ、昼間で外壁から3m以内くらいだと普通に聞こえました。
それ以上だとほとんど気になりません。
音としては、柔道しているか、家具が倒れたのかってくらいです(笑)ゴルフをしているとは分からない音でした。
ドライバーでもアイアンでも同じ音でしたので、打球音というより、スクリーンに当たった音が聞こえているのかなと思います。
隣の家と近いので、夜は控えてます
我が家は、前、左右はある程度の距離が離れているのですが、裏の家との距離が2mくらいですので、時間帯を少し気にしないといけないと思いました。
ただ、よっぽど隣の家も窓を閉めていれば聞こえないとは思いますが、窓が開いていたり、静かな夜間は不安なので、控えています。
アプローチ練習くらいであれば全く問題ないです。
家の中はうるさい
防音室は作らなかったので、家の中は普通にうるさいです(笑)
特にドライバーの打球音とアイアンなどでダフった時の音がうるさいそうです…
家で聞いている分だと、スクリーンに当たった時の音より大きく感じます。
5.公式品でなくても代用できるもの
公式品を購入すれば、全て問題なく設置することができます。
ただ公式品はしっかりしていて間違いはないですが、値段はそれなりにします。
少しでも工夫して安くと考えている方は、代用品を考えてみても良いと思います。
スカイトラックPC
スカイトラックPC版は代用不可です。ただ付属のモニターは設置しませんでした。
マスターブース
初めはアンカーだけ工務店につけてもらい自分でネットとスクリーンを張ろうかとも考えていましたが、難しそうだったので断念し公式品のマスターゴルフブースを購入しました。
スタンスマット
いろいろ探したりしましたが、クラブで打つところなのでしっかりしていた方がいいと思い、こちらも公式品のスタンスマットにしました。
圧縮チューブマット(防音マット)
打った球が床に落ちる際の防音と衝撃吸収をするためのマットです。私はこちらは購入しませんでした。
初めは、パターマットとその下にゴムマットを一面敷こうと考えていました。
とりあえずパターマットを先に購入したので、ボールを落としてみましたが、音もうるさく、床も傷つきそうでした。
ゴムマットを買わないとなと思っていたところ、家に使わないで置いてあったトゥルースリーパーがあったので、試しに置いてみたところ、驚くほど無音になりました(笑)
なので、これでいいのでは?ということで完成で5万ほど安くできました。
妻に見た目が気持ち悪い、埃やゴミが溜まりそうと言われたためです。
あとはパターマットを敷きたかったというのもあります。
スカイトラック 圧縮チューブマットはこちら
プロジェクター
私は中古で探そうと思っていましたので、メルカリで元値が同じくらいのものを購入しました。
23万くらい安くできました。
ただプロジェクター選びは、アスペクト比やコントラスト比など、いろいろ選択肢があって難しかったです。
スカイトラック 専用プロジェクター(3200lm)はこちら
設置キット
商品が簡単な作りだったので、当初は自分で部材を準備して工作しようと考えていました。その時たまたま頂き物の空箱の蓋の高さがスタンスマットの高さにピッタリだったため、その箱を使用しています。
2,800円くらい安くできました。
購入した公式スタンスマットはティ穴の位置をオーダー出来たので、スカイトラック本体をスタンスマット上に置ける位置に穴空けをお願いしても良かったかな?と思いました。
スカイトラック 設置キットはこちら
番外編(おまけ)
我が家は窓が少ないため、ブースを置くと部屋が暗くなってしまわないかが心配でしたが、思っていた程暗くはなりませんでした。(個人的な感想です)
ブースが黒いので余計心配でしたが、生地が薄く光を多少は通してくれていました。
まとめ
- ブースと壁との間にはスペースが200~300mm必要
- スイングするスペースは後方、背後に2500〜2600mmは必要
- 縦幅:5700mm、横幅:3400mm、高さ:3000mmが推奨
- 機器の位置や配線を考えて、収納やコンセントなどを用意出来ると良い
- プロジェクターは右後方がおすすめ
- 防音については考えておいた方が良い
- 安くしたい場合は公式品以外でも検討してみる
私なりにスカイトラックを設置する際に考えた方が良いと思う点をまとめてみました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
自宅に入れる際に掛かった費用について
スカイトラックを自宅に入れた際に掛かった費用については、こちらの【費用公開】スカイトラックを自宅にいれた費用まとめの記事で紹介していますので、良ければ参考にしてください。
記事中に紹介したアイテム
スカイトラックPC
マスターゴルフブース
スタンスマット
圧縮チューブマット
プロジェクター(3200lm)